飛香落＞上手・３三金
飛香落の下手が、端歩交換を目指すのは定跡です。 上手のひとつの対策に、３三金から２四金とする順があります。 ただし、交換を遅らせるだけですが、力戦調になりやすいです。 下手は３三金に対して、１五歩とせずに棒銀に出ました。 その結果、上手が３三金のままで駒組が進みました。 上手に２四金とさせなかったのが得かどうかです。 ただし、下手の飛と銀の棒銀で破れている形なので、上手が 成功はしていません。
飛香落＞上手・３三金
上手の３三金に対して、下手は２七銀から３八飛と攻めました。 ３五銀から３四歩として、２八飛の形は、棒銀で突破した形です。 上手からの角交換に拒否しても良かったでしょう。 角交換後に２筋を破る形は、飛香落のいくつかの定跡の形であり 比較すれば、大きな得とは言えないでしょう。 角交換せずに、２筋を破ればはっきり下手が得な形でしょう。 上手は、１−３筋の下手の攻めを金２枚で受ける形が、やや薄い と言えるでしょう。