飛香落>1七桂早跳び:2

飛香落>1七桂早跳び:2

飛香落・下手1七桂早跳び定跡は上手の端はかなりの確率で破れます。

ただし、桂交換から龍を作って一度収まります。
その後で下手は、小駒の成駒を作る狙いとなります。

その時が本当の戦いとなります。
下手はハンデ差を考えると短期戦が望ましいです。
一つは余分な守り等は最小限にして攻撃を早める戦略があります。

勿論、駒落ちハンデ差を考慮して龍に期待しての長期戦も、この場合は有力です。

ただ上手は、いずれの場合も早期に攻勢に転じて、紛れを求めるのが普通です。

本局は下手が、やや手数をかけて端を破り、その後に上手の攻めを呼び込んだために
長期戦になりました。
上手は玉の弱さと、駒の効率の悪さをかかえながら下手の龍を消して対抗しました。

戦略的には上手が成功していますが、玉頭戦で下手が攻め勝ったです。

飛香落>1七桂早跳び:2


下手は、端を破るために手数をかけすぎました。
その結果、一度守勢になりましたが強く受けすぎた感があります。

以下は泥試合気味ですが、上手の指し方に細かい精度が不足していた様です。

下手は、冷静な面と読みが甘い部分が同居していて、結局は混戦に終始しました。