飛香落＞下手・変則１七桂
飛香落の下手が、玉を先に囲う手順を選んだために、変則的な展開に なりました。 玉を囲ってから、腰掛銀狙いですが、上手に５五歩と突かれて力戦 模様が予想されました。 そこで、下手は５六歩の反発は行わずに、１七桂から端を狙いました。 １七桂戦法としては、もっとも遅いタイミングでしょう。 端で桂歩交換で、竜を作りましたが、上手の反撃が来ました。 下手が攻撃が遅れると、上手の反撃が早い展開になりやすいです。 下手の序盤が失敗と思えます。
飛香落＞下手・変則１七桂
下手は端は破った物の、上手に玉頭を攻められました。 ４七銀の活用を図ると、竜が死にました。 ただ多くの持駒と、端角を利用しての反撃は強かった。 上手は、下手の反撃に合わせて攻撃形を作る作戦です。 下手の攻め合い負けの展開になりましたが、仕掛けから下手が勝ち 難い闘いでした。 作戦的に上手に駒を使われる展開は、望ましくなかったです。 上手が、終盤の主導権を持つ展開は、駒落では下手は難しいです。