二枚落＞６四歩＋３二玉
上手の、定跡外しの趣向です。 攻撃の焦点の５筋を突かないで駒組をします。 そして、３二金型を避けて３二玉型とします。 下手は、序盤に４五歩を取られる事を防ぐ（４四歩交換もある） くらいで、普通に組んで問題はあっりません。 ただし攻撃方法は、５四歩型と異なります。 上手には特に狙いはないですが、下手が駒組でミスをするのを 待つ体勢です。 ただ、上手が動きたくなる形でもあります。 しかし、二枚落で上手の動きは、色々と傷になります。 上手が動く時は、右の金か銀かどちらを使うのかがポイントです。 下手の動きでは２枚とも動く狙いもありますが、やや無理です。
二枚落＞６四歩＋３二玉
上手は、２筋も受けないという欲張った狙いでした。 理由は、下手の７七歩にあります。 ただ、３二玉型は、６−８筋が守りが弱いので、無理をしています。 下手も無理をしていますが、それ以上に上手が強引でした。 ノーガードの攻め合いは、流石に下手が有利でした。 上手は、下手の角道がないので受けのてを省略しましたが、飛先 を止められずに攻めあって敗れました。 ２枚落での一直線の攻め合いは、やはり上手は無理でしょう。