角落2>下手片矢倉

角落2>下手片矢倉

角落で下手の居飛車から矢倉模様に対して、上手は44銀と変化した。
上手は55歩交換が狙いで紛れを求めるが、歩を付き合う位の将棋を捨てる意味があった。
下手は57銀から穏やかに受けて、上手は52金右から金を活用して、袖飛車で歩交換を目指した。

上手は74金から61飛だが、直ぐの狙いは無い、73桂と94歩もあるが、78玉の形は端攻めがやや遠い。
下手は玉をそれ以上動かさずに、35銀と攻めた。

上手は22銀から53銀と当りを避けたが、36歩から46角が好形だ。
上手は攻めが難しいので、45歩から44銀と玉側で位を取ったが、当りがきついのでリスクが高い。
下手は68金直の片矢倉が好形だった、さらに26角から37桂の活用で作戦勝ちになった。
上手は4筋死守をはかるが、下手清算から45飛の形が受けにくい、44歩・75飛・73銀は指しにくい。
上手35歩は紛れを求めたが、本譜の45桂で受けが無い。

角落2>下手片矢倉


上手は45同桂・同飛は歩切れで、受けがないので44金右だが、52銀で崩れている。
下手は攻めを継続して、圧勝した。

上手は駒組で端攻め味がなく、さらに右桂の活用が遅れて、手待ちになり、45歩が負担になった。