「探偵小説研究会」の国内本格ミステリのランキング　|　謎を楽しむ推理小説日記

「探偵小説研究会」の国内本格ミステリのランキング

1975年～1994年までの作品の中から選んだ国内本格ミステリのランキングです。
「探偵小説研究会」のメンバーによる選です。
丁度、「幻影城９９」の後に繋がる形です。
ただ、期間が短くなると選考に偏りが多くなるようになります。
もともと、ミステリのベストは読んだ人が多い作品が上位に来るので、避ける事はできません。
ただ選考方法と選者に問題があったのか、それとも何か別の意図があったのか、非常に疑問のある選定になっています。
作品として破綻したものが含まれていたり、同じ作家の作品が多く選ばれていたり、本格の意味が何か分からなくなる作品が含まれていたりします。
２５年後のベストをこれを含む５０年にすると、ほとんどの作品が姿を消すように思います。
また、短編（短編集）が多いのも特徴です。

１	生ける屍の死	山口雅也	２	姑獲鳥の夏	京極夏彦
２	占星術殺人事件	島田荘司	４	サマー・アポカリプス	笠井潔
５	匣の中の失楽	竹本健治	６	亜愛一郎の狼狽	泡坂妻夫
７	哲学者の密室	笠井潔	８	霧越邸殺人事件	綾辻行人
９	空飛ぶ馬	北村薫	10	戻り川心中	連城三紀彦

11	乱れからくり	泡坂妻夫	12	双頭の悪魔	有栖川有栖
13	夏と冬の奏鳴曲	麻耶雄嵩	14	十角館の殺人	綾辻行人
15	葦と百合	奥泉光	16	頼子のために	法月綸太郎
17	遠きに目ありて	天藤真	18	ロートレック荘事件	筒井康隆
19	殺戮にいたる病	我孫子武丸	20	バイバイ、エンジェル	笠井潔

21	１１枚のとらんぷ	泡坂妻夫	22	警視庁草紙	山田風太郎
23	北の夕鶴２／３の殺人	島田荘司	24	キッド・ピストルズの冒涜	山口雅也
25	時計館の殺人	綾辻行人	26	暗色コメディ	連城三紀彦
27	明治断頭台	山田風太郎	28	９９％の誘拐	岡嶋二人
29	クラインの壺	岡嶋二人	30	斜め屋敷の犯罪	島田荘司

31	ウロボロスの偽書	竹本健治	32	キッド・ピストルズの妄想	山口雅也
33	百舌の叫ぶ夜	逢坂剛	34	放課後	東野圭吾
35	大誘拐	天藤真	36	絃の聖域	栗本薫
37	退職刑事	都筑道夫	38	ぼくらの時代	栗本薫
39	翼ある闇	麻耶雄嵩	40	ぼくのミステリな日常	若竹七海

41	人喰いの時代	山田正紀	42	ふたたび赤い悪夢	法月綸太郎
43	ミステリーズ	山口雅也	44	眠りの森	東野圭吾
45	吸血の家	二階堂黎人	46	三毛猫ホームズの推理	赤川次郎
47	だれもがポオを愛していた	平石貴樹	48	時のアラベスク	服部まゆみ
49	火車	宮部みゆき	50	日本殺人事件	山口雅也

51	ダレカガナカニイル…	井上夢人	52	マリオネットの罠	赤川次郎
53	グリーン車の子供	戸板康二	54	二の悲劇	法月綸太郎
55	写楽殺人事件	高橋克彦	56	探偵映画	我孫子武丸
57	バルーン・タウンの殺人	松尾由美	58	倒錯の死角	折原一
59	病院坂の首縊りの家	横溝正史	60	アリスの国の殺人	辻真先

61	いざ言問はむ都鳥	澤木喬	62	我らが隣人の犯罪	宮部みゆき
63	密閉教室	法月綸太郎	64	人形館の殺人	綾辻行人
65	幽霊列車	赤川次郎	66	猿丸幻視行	井沢元彦
67	富豪刑事	筒井康隆	68	そして夜は甦る	原りょう
69	ブラディ・ローズ	今邑彩	70	孤島パズル	有栖川有栖

71	秋の花	北村薫	72	そして扉が閉ざされた	岡嶋二人
73	ねむりねずみ	近藤史恵	74	魔法飛行	加納朋子
75	崖の館	佐々木丸美	76	消失！	中西智明
77	竹馬男の犯罪	井上雅彦	78	青じろい季節	仁木悦子
79	死体を買う男	歌野晶午	80	変調二人羽織	連城三紀彦

81	暗闇坂の人喰いの木	島田荘司	82	網走発遥かなり	島田荘司
83	将棋殺人事件	竹本健治	84	慟哭	貫井徳郎
85	大東京四谷怪談	高木彬光	86	幻書事典（『古本屋探偵の事件簿）』	紀田順一郎
87	湖底のまつり	泡坂妻夫	88	夜の蝉	北村薫
89	生者と死者	泡坂妻夫	90	誰彼	法月綸太郎

91	あした天気にしておくれ	岡嶋二人	92	心の中の冷たい何か	若竹七海
93	私という名の変奏曲	連城三紀彦	94	エッシャー宇宙の殺人	荒巻義雄
95	聖アウスラ修道院の惨劇	二階堂黎人	96	六の宮の姫君	北村薫
97	僕の殺人	太田忠司	98	探偵の夏あるいは悪魔の子守唄	岩崎正吾
99	朱の絶筆	鮎川哲也	100	思い通りにエンドマーク	斎藤肇

ベスト選出に偏りがあり中断します。

「探偵小説研究会」ランキング。
選ばれた作品の感想です。
あくまでも主観的なものです。