その他>四枚落>初心者

その他>四枚落>初心者

二枚落以下は、三枚落(飛角香1)・四枚落(飛角香香)・五枚落(飛角桂香香)・
六枚落(飛角桂桂香香)・八枚落(飛角銀銀桂桂香香)・
10枚落(飛角金金銀銀桂桂香香)等があります。

とは言ったものの、駒落ちを棋力差を補うハンデと単純に考えるのは疑問があります。

少なくても一方が、ある程度の棋力を持っている場合にのみ適用するべきでしょう。

初心者同士が、その程度に応じて多くの駒を落とす事は希です。
もし、そういう事があったら???。

実は試しにやってみると、悲惨な事になります。
双方が駒落ち、特に多数枚落ちの経験も、応用棋力もない場合は意味のない事に
なります。

駒落ちは少なくても、片方がある程度の棋力がある必要があります。
それに対して、ハンデを利用して下手が戦う所に意味があります。

初心者同士では、平手が良いかもしれません。
あるいは、やはり初段レベル以上に。駒を落としてもらうのが良いでしょう。

上手が慣れていない場合は、二枚落までが無難でしょう。

それ以上の駒落ちは、双方が慣れておらず・慣れる事もなく、棋力向上に
役に立たないようです。

四枚落>初心者


奇妙な棋譜が残っていたものですが、初心者同士のこのような手合いは
止めようという見本です。

上手は、理論的には負けですから、局面を飽和させて待つ戦略と経験が
ないと指しこなせません。

下手は、普通に指せば良いのですが、やはり初心者の上手に駒を多数落として
もらうと、勉強になりません。

個々の手は、コメントはないです。
ただ、2枚落以上の手合いでは、よほどのことがない限り、大駒を2枚とも
下手は捨ててはいけません。
普通に攻めれば、その必要もないし、そもそもその必要もありません。
4枚落定跡は、大駒を捨てて金銀を捨てて勝ちますが、中途半端に憶える
ならば、平手の様に玉を囲い、銀桂を参加させて、飛角は自陣からにらむ
形が無難で良いでしょう。

四枚落や二枚落定跡は、下手にもある程度の棋力を要求します。