サボテン日記(2013/01-04)
和名と園芸名
植物には、国際的な英語名等と、日本で使用される和名があります。
ただ、趣味の世界では和名よりも早くに、名称をつけたがる傾向があります。
サボテンと多肉植物がその典型例とされた事があります。
趣味というか個人の好みでつけると、冗談の様な名称も生まれがちで、和名ではなく園芸名と呼ばれました。
当然ながら、その園芸名自体を認めない人もいました。
一般愛好家は、そもそも英語名は知らず、園芸名としか接する事がなく混乱の原因になる事もあります。(2013/01/20)
趣味から販売業者へ
サボテンが広いマニアがいた頃は、販売業者も多くありました。
そして、その特徴としては趣味の栽培から、販売業者になった人が多かったことです。
趣味の場合は、他品種を少なく栽培しますが、販売になると1品種を大量に育てます。
設備や栽培方法まで、実際は大きく変わります。
卸販売業者もいくらかは、有りましたが多くは実生から始めて、通信販売も行っていました。
サボテン専業も、多肉植物も扱う場合も、蘭等を扱う場合もありました。(2013/02/19)
安価品の大量栽培業者へ
サボテンは、マニアックなファンが減少して、一般の鉢物的な用途が増えています。
そうなると、見栄えや環境に強い事が条件で、価格も安く栽培も易しい事が条件になります。
マニアの醍醐味だった、難しい栽培品種は避けられてきます。
また、複数種の混合の鉢植えが登場しますので、特殊な栽培環境種は好まれません。
まだ、ドライサボテンは見かけませんが、インテリア風の鉢植えは街で見かけます。
当然ながら、それらが一般的なイメージになる可能性が高いです。(2013/03/21)
温室栽培は気候変動に強いか
温室は気候変動に強いと決まっていると言われそうだが、それほど簡単でない。
100%外部と隔離した栽培は、見たことがない。
そして、外部の環境(季節)で隔離状態をコントロールしています。
アナログ的か、デジタル的かというと、どこかで衣替えする方式が多い。
ならば、穏やかな気候が前提で、不安定は問題を起こしかねない。
そもそも、気候が変わる地域で必要な温室だが、万能な設備ではないのです。(2013/04/20)