サボテン日記(2010/01-04)
冬ごもり
地方にもよりますし、設備にもよりますが多くの人には、真冬はサボテン栽培は冬ごもり状態です。
積極的に何かを行う事は原則として避けますが、メンテナンスは怠れません。
温室やフレームが完全に、外の低温と遮断されているか、日光はある程度の時間当たっているか、凍傷になっていないか。
心配事は次々とあります。暖かくなれば、何をしようかと計画をするのが楽しみな時期でもあります。勿論、通信販売は
行わないのが普通です。いまでも、夏温度の宅配便はなかった様な。(2010/01/14)
栽培販売者巡り
それでもある程度設備があれば、じっと出来ないのが習性です。栽培販売者はバラバラに存在していますが、設備も整い
冬でも活動しています。
通販は危険でも、暖かい日に自ら訪問して見学しながら購入する事は誰しも経験はあると思います。広い温室と新しい品種を
見ながら、購入したいものを選びそして直ぐに持ち帰り、自分のフレーム内に入れます。
何もそこまでしなくても・・という人は深く足を踏み入れていない・・・ひょっとすると幸せな人なのかも知れません。(2010/01/29)
冬の寒さ対策で分かる、栽培者の経験と実力
栽培の最大の楽しみは、その工夫です。巨大で設備の整った温室を使用する場合もありますが、それは趣味の段階を越えているとも
いえます。
多くの栽培者は、フレームや小型の温室に手製の暖房設備を作って温度対策をします。太陽の光が入りやすい工夫、二重・三重の防寒や
寒さに弱い種類とやや強い種類を分けて、適正な位置に配置します。ともすれば、種類別に分類して並べがちですが、フレームの大きさと
栽培数が接近してくると温度を考慮しない配置は時として致命的な事故になります。(2010/02/13)
冬対策から、春へ移行するタイミング
冬こもりから、春になって動き出すのをじっと待っていますが、天候の見極めが結構難しいです。 設備が充分の時は気温の変化でも調節が利きますが、簡易設備では一度冬モードから離れると元に戻すのは厄介です。 異常気象かどうかは言葉の綾ですが、気温の変化が多いので、栽培者は見極めが難しいです。 注意は最高温度ではなく、早朝の最低温度です。経験者ほど、かなり遅い時期に冬モードからの切り替えを行う傾向でしょう。 (2010/03/16)
鉢植えは土の交換
鉢植え栽培が主流でしょうが、鉢の中はスペースが限られていますので、植え替えが必要です。 土の性質の変化、肥料等の補充、水はけの確保、根の密集化の対策など多数の事が必要です。 栽培用の土も通常は購入します。肥料も同様です。鉢や小物も必要になるでしょう。大きく育って、鉢の交換も必要です。 どれだけこまめにかつ丁寧に植え替えとその面倒がみれるかが重要です。 (2010/03/31)
実生計画
サボテンは、種を蒔く(実生)からはじめて育て上げる事が醍醐味という人もいます。 厳しい環境が原産地ゆえに、丈夫に成長する苗が極少数という事にあわせた特性を持っています。 大量に種が出来て、比較的に多く簡単に芽を出しますが、かなり丁寧に育てないと殆どが成長しません。 逆に言えば人間が世話をして、ほとんどが成長する事が異常なのです。 (2010/04/30)