サボテン日記(2009/09-12)

サボテン日記(2009/09-12)

父と植物・花の栽培

私の父は既に亡くなっていますが、生前は植物・花の栽培が好きでした。 定年退職から、亡くなるまでの期間は短いでしたが、その間は花と一緒に暮らしていました。
一方、私はある時期から、植物・花の栽培とは縁が無くなりました。それ以前に栽培していたのが、サボテンでした。 はっきり言って相当に熱中していました。(2009/09/01)

学生にも向く植物栽培・サボテン

植物栽培は多くの場合は、場所が多く必要です。 それは通常は難しく、特に学生には厄介な条件です。
サボテンにも多くの種類がありますが、選べば小型の種類を集めて栽培する事が可能です。 それに極端に種類を増やすかどうかは選ぶ事が可能です。
当時はまさにぴったりの趣味でした。 多く集める以外に、実生・接ぎ木・交配など色々やってみたい事も多く、飽きない面もあります。 ただ、その後の事には無頓着だった様です。(2009/09/16)

サボテン栽培で何を楽しむか

植物栽培には色々な楽しみ方があります。 サボテンも同じで、温室栽培を楽しむ・種類を集めて楽しむ・実生や接ぎ木を楽しむなど色々あります。
好きこそ上手の始まりと言いますが、サボテンも同様です。 ただそれが学術的なあるいは専門的な研究に進む事は少数の愛好者のみと思えます。
人気は玉サボテンの特定の種類の収集と栽培でしょう。 多くの一般の人が持っているイメージが柱サボテン・団扇サボテンと一部の巨大玉サボテンにとどまります。 従ってそれを越える種類の栽培から、どこかマニアらしく思えると感じます。(2009/10/01)

栽培しやすいサボテンから始める

初心者は無理をせずに、栽培しやすいサボテンから始めるのが無難です。 そうは言っても温室とは言わずとも、簡単なフレームや冬の温度を確保する装置等の準備は必要です。
具体的に何をという心配は通常の量販店では、安価で栽培が容易な種類しか販売していません。 その中から好きな種類を選ぶ事になります。
後は本等で、それの種類や栽培条件を詳しく調べます。本に載っていない種類はまず、ありません。 本には色々な珍しい種類も掲載されています。しかし一般に栽培は難しいでしょう。 栽培しやすい種類でも失敗はあります。栽培方法に慣れてから種類を増やす等の次の事を考えるべきでしょう。(2009/10/16)

小型で魅力的な玉サボテン

小型の種類から始めるほうが良いというのは栽培場所だけが理由ではありません。玉サボテンの小型種には魅力ある種類が多いです。 日本人向きと言われる事もありますが、どこか盆栽と似たイメージなのでしょう。
玉サボテンにも巨大になる種類もありますし、成長すると柱状になる品種もあります。 そして日本の気候で栽培しやすい種類も、栽培が困難な種類もあります。特に越冬対策は事前に考慮が必要です。
温室は始めは手が出ませんし、誰でも持てませんが南に傾いた太陽光線を取り込める透明窓を持つフレームは通常は必要です。 限られた場所にどのように配置するのか、どの種類をどこに配置するのかは知識と経験が必要です。 フレーム内が全て温度や湿度や日射条件が同じになる事はありえません。(2009/10/31)

サボテンの花

サボテンの花にも色々な種類があります。一般に言われている「咲いている期間が長いほど目だたない、短い時間しか咲かない 種類は目立つ」事はサボテンでも同じです。
花は交配が目的ですから、仲介をする昆虫に目立つように咲きます。 花が目的でサボテン栽培する人も多いです。簡単に咲かせる事が可能な種類から、なかなか難しい種類もあります。
巨大成長種では、個人が狭いフレームで栽培しているレベルでは咲かない事も多くあります。 サボテンは砂漠で自生する種類が多く、交配には目立つ必要があり全般に美しく目立つ色の花が咲く種類が多いです。(2009/11/15)

単独で受精するレブチア

花が咲くことは本来は交配で種が出来ることです。実際には日本では温室等での栽培ですので、人間が花粉を交配させます。 勿論、種を作るだけが目的の時も、その種を実生する事が目的の時もあります。 サボテンは原産地環境が厳しいですので変わった性格のものもあります。そのひとつがレブチア種に多い、単独のサボテンのみで 何もしなくても受精して種が出来る現象です。始めて出会うと喜びますが、慣れるとあっけないです。この種類は実生も容易ですし 放って置いたらば、勝手に土の上に落ちて芽を出す事もあります。(2009/11/30)

日本での越冬対策

サボテン・多肉植物の多くは日本では屋外栽培には限界があります。屋外栽培可能な種類を選んで栽培する事もあるとは思います。 一般には、温室・フレーム内での温度・湿度管理をしての栽培になります。言うまでもなく日本の冬は、サボテンにとって栽培に向かない からです。誰しも大きな温室で年中楽しむ事を夢見ますが、現実は狭いスペースに小さなフレームを作りそこで栽培する事が多数です。 しかしそれも簡単ではありません。中央と端では環境が異なります。透明なガラス・プラスチック等を通しての日光の指し込みは一定 していません。西日で焼ける事もあれば、日光不足で色が変わる時もあります。地域によっては、内部に暖房が無いと温度不足の場合も 多いです。(2009/12/15)

クリスマス・サボテン

サボテン・多肉植物には、開花の時期が異なります。従って、冬に開花する種類もあります。シャコバサボテンはこの条件に該当 します。それゆえ別名を「クリスマス・サボテン」「クリスマス・カクタス」とも呼ばれます。シャコバ・カニバ類はその葉の形状も 特徴ですが、花の美しさを好む人も多くいます。小型の花を多数つける様子はシクラメン等と似ています。サボテンはほぼ年間、何ら かの花が咲きます。ただし、珍しい種類もあるので、ある程度の規模の栽培をおこなっている必要があります。(2009/12/30)