推理小説読書日記(2003/02)
2003年2月3日
うたかたの楽園<菅浩江>
SFです。超能力者の主人公が、それを生かす仕事にいやになり 逃げだそうとするのですが結局は・・・。 超能力者は何でも出来ると思われて、無理難題をいわれるし感謝は されない。人間は勝手ですね。
2003年2月6日
正岡子規殺人句碑<辻真先>
本格推理小説です。ジャンルは???。 旅情ミステリ?・野球ミステリ?・文芸ミステリ?、色々と見方はあります。 同人誌の中心人物の死を探ってゆくと、色々な物が飛び出す仕掛けです。 シルクハットからうさぎが出てくるように、色々出てきます。
2003年2月7日
灰色の季節<梶龍雄>
副題が「ギョライ先生探偵ノート」という連作集です。 時代は戦時下で、教師と生徒が登場します。 なかなか粒揃いの作品が集まっていると思います。
2003年2月13日
家蠅とカナリア<ヘレン・マクロイ>
演劇を舞台にした本格推理小説です。 読んだときに違和感があり、誤訳だろうとずっと思っていました。結局は ミステリファンの医師から、医学的に完全に間違っていて、内容が成立しない と説明を受けて、納得しました。何故、指摘がなかったのでしょうか。
2003年2月15日
またたかない星<小泉喜美子>
青春本格ミステリーと表紙には書いてあります。ジュニア向けに書かれた短篇集 です。それを前提に読めば、それなりに愉しめると思います。
2003年2月16日
悪党どものお楽しみ<パージバル・ワイルド>
エラリー・クイーンの定員でも稀覯本とかかれています。昔、江戸川乱歩選の アンソロジーで「堕天使の冒険」を読んだ時には、最高に楽しみましたが、他の 作品が読めるとは全く思ってもいませんでした。謎とトリックとユーモアが一体 となった作品群は素晴らしいの一言です。
2003年2月18日
遠い約束<光原百合>
若い作者が増えたせいか、学生ものが氾濫しています。内容が遊びっぽい作品が 多く中途半端で、もはや飽きている状態です。 本作も典型的なその類型作品で、私には全く合いませんでした。
2003年2月21日
深追い<横山秀夫>
警察と警察官に深く立ち入った、新しい警察小説の登場はかなり衝撃的でした。 この作者の短篇は殆どが非常に、するどくかつ読んで面白く出来ています。間違っても 本格味の濃さで判断してはいけません。
2003年2月22日
スタジアム 虹の事件簿<青井夏海>
突然現れた日常の謎派の新星です。野球を知らないプロ野球のオーナーの女性が 探偵役です。野球を憶えようとスタジアムに来ては事件を解決します。読んで 後味が良い推理小説とはこのような作品の事でしょう。
2003年2月25日
究極の鉄道殺人事件<辻真先>
鉄道物ですとかいてよいのでしょうか。書きたい鉄道がなければ作ってしまえと 言う極めて単純だが、面白い発想の連作です。もう日本には、舞台にする鉄道は ないのでしょうか。
2003年2月27日
怪盗クイーンはサーカスが好き<はやみねかおる>
夢水物から独立した、怪盗クイーンものです。クイーンとジョーカーと人工頭脳 の掛け合い漫才風の会話と何でも盗むことが出来る者は警察にとっては意外な 通達ばかりでうろうろさせます。現代の怪人二十面相かルパンの登場でしょうか。
←日記一覧へ戻る
うたかたの楽園<菅浩江>
SFです。超能力者の主人公が、それを生かす仕事にいやになり 逃げだそうとするのですが結局は・・・。 超能力者は何でも出来ると思われて、無理難題をいわれるし感謝は されない。人間は勝手ですね。
2003年2月6日
正岡子規殺人句碑<辻真先>
本格推理小説です。ジャンルは???。 旅情ミステリ?・野球ミステリ?・文芸ミステリ?、色々と見方はあります。 同人誌の中心人物の死を探ってゆくと、色々な物が飛び出す仕掛けです。 シルクハットからうさぎが出てくるように、色々出てきます。
2003年2月7日
灰色の季節<梶龍雄>
副題が「ギョライ先生探偵ノート」という連作集です。 時代は戦時下で、教師と生徒が登場します。 なかなか粒揃いの作品が集まっていると思います。
2003年2月13日
家蠅とカナリア<ヘレン・マクロイ>
演劇を舞台にした本格推理小説です。 読んだときに違和感があり、誤訳だろうとずっと思っていました。結局は ミステリファンの医師から、医学的に完全に間違っていて、内容が成立しない と説明を受けて、納得しました。何故、指摘がなかったのでしょうか。
2003年2月15日
またたかない星<小泉喜美子>
青春本格ミステリーと表紙には書いてあります。ジュニア向けに書かれた短篇集 です。それを前提に読めば、それなりに愉しめると思います。
2003年2月16日
悪党どものお楽しみ<パージバル・ワイルド>
エラリー・クイーンの定員でも稀覯本とかかれています。昔、江戸川乱歩選の アンソロジーで「堕天使の冒険」を読んだ時には、最高に楽しみましたが、他の 作品が読めるとは全く思ってもいませんでした。謎とトリックとユーモアが一体 となった作品群は素晴らしいの一言です。
2003年2月18日
遠い約束<光原百合>
若い作者が増えたせいか、学生ものが氾濫しています。内容が遊びっぽい作品が 多く中途半端で、もはや飽きている状態です。 本作も典型的なその類型作品で、私には全く合いませんでした。
2003年2月21日
深追い<横山秀夫>
警察と警察官に深く立ち入った、新しい警察小説の登場はかなり衝撃的でした。 この作者の短篇は殆どが非常に、するどくかつ読んで面白く出来ています。間違っても 本格味の濃さで判断してはいけません。
2003年2月22日
スタジアム 虹の事件簿<青井夏海>
突然現れた日常の謎派の新星です。野球を知らないプロ野球のオーナーの女性が 探偵役です。野球を憶えようとスタジアムに来ては事件を解決します。読んで 後味が良い推理小説とはこのような作品の事でしょう。
2003年2月25日
究極の鉄道殺人事件<辻真先>
鉄道物ですとかいてよいのでしょうか。書きたい鉄道がなければ作ってしまえと 言う極めて単純だが、面白い発想の連作です。もう日本には、舞台にする鉄道は ないのでしょうか。
2003年2月27日
怪盗クイーンはサーカスが好き<はやみねかおる>
夢水物から独立した、怪盗クイーンものです。クイーンとジョーカーと人工頭脳 の掛け合い漫才風の会話と何でも盗むことが出来る者は警察にとっては意外な 通達ばかりでうろうろさせます。現代の怪人二十面相かルパンの登場でしょうか。
←日記一覧へ戻る
年月別に読んだ本の感想を随時書いてゆきます。
本格推理小説が中心ですが、広いジャンルを対象とします。
当然、ネタばれは無しです。
本格推理小説が中心ですが、広いジャンルを対象とします。
当然、ネタばれは無しです。